どんな調査か
ボーリング調査は、地盤に孔を掘り進めながら、一定の深さごとに「標準貫入試験」を行い、土の試料を採取して地層の構成を確認する調査です。建物や擁壁を支える良好な地盤(支持層)がどの深さにあるかを確認する目的で行われます。
N値とは
標準貫入試験では、質量 63.5 kg のハンマーを 76 cm の高さから落下させ、サンプラーを 30 cm 打ち込むのに要した打撃回数を N値として記録します(JIS A 1219)。N値が大きいほど、一般に地盤が締まっている、または硬いことを示します。
成果物
- 地盤柱状図: 深度ごとの土質・色・N値・地下水位を一枚にまとめた図。
- 土質試験の結果(必要な場合): 粒度、含水比、一軸圧縮強さ、圧密など。試験項目は設計者の指示で決まります。
- 調査報告書: 調査位置図、調査方法、考察など。様式は会社により異なります。
向く場面
- 中高層の建築物や、地盤の影響が大きい構造物の基礎の検討
- 支持層の深さの確認(杭基礎の検討など)
- 擁壁・造成など、土質定数が必要な検討(求める項目は設計者・申請先の指示による)
依頼時の注意
- 調査位置・本数・深度は、設計者や確認検査機関の求め、敷地の広さと建物配置で決まります。依頼者が決めきれない場合は設計者に確認しましょう。
- 地下水位は季節や天候で変動します。測定日を報告書で確認します。
- 地下埋設物・隣地との境界・重機の搬入経路・足場の要否は、費用と工程に影響します。
- 見積では、掘削本数・深度・試験項目・運搬費・仮設・報告書の範囲を内訳で確認します。チェックシートも参照してください。
調査会社を探すには登録業者の検索をご利用ください。ボーリングへの対応可否は登録情報に含まれないため、各社へ確認が必要です。
この解説は一般的な内容の整理です。設計・申請・契約の判断には、原典(JIS・告示・各機関の基準・各社の仕様書)と専門家の意見を確認してください。確認日: 2026-10-18。