どんな試験か
スクリューウエイト貫入試験(SWS 試験)は、かつて「スウェーデン式サウンディング試験」と呼ばれていた試験で、JIS A 1221 に規定されています。ロッドの先端に付けたスクリューポイントに、おもりで段階的に荷重をかけ、荷重だけでは貫入しない場合はロッドを回転させて貫入量 25 cm あたりの半回転数を記録します。戸建住宅の地盤調査で広く使われています。
得られる情報
- 深度ごとの荷重と半回転数のグラフ(貫入抵抗の変化)
- 荷重だけで沈む「自沈層」の位置と厚さ
- 貫入抵抗から換算した N値の目安(換算式は JIS や告示で定められ、土質により扱いが異なります)
国の告示(平成13年国土交通省告示第1113号)は、地盤の許容応力度を求めるための地盤調査方法を定めており、その方法の一つとして SWS 試験が位置づけられています。
限界
- 試料を採取しないため、土質(粘性土か砂質土か等)を直接判別できません。周辺の情報や経験による推定が加わります。
- 礫・転石・固い層・コンクリートがらを含む盛土では、貫入できない、または結果の信頼性が下がることがあります。
- 深い支持層の確認や、沈下の詳細な検討には向かないことがあり、その場合はボーリング調査(標準貫入試験)が検討されます。
依頼時の注意
- 調査点数と位置(建物の四隅と中央が一般的とされますが、設計者・保証会社の指定に従います)
- 貫入不能となった場合の扱い(調査の打ち切り、追加調査、追加費用)
- 結果が改良の要否にどう結びつくか、判定は誰が行うか(地盤改良の要否判定)
調査会社を探すには登録業者の検索をご利用ください。SWS 試験への対応可否は登録情報に含まれないため、各社へ確認が必要です。
この解説は一般的な内容の整理です。設計・申請・契約の判断には、原典(JIS・告示・各機関の基準・各社の仕様書)と専門家の意見を確認してください。確認日: 2026-10-18。